1年のうちで一番人の出入りが多い時季になりました。
今月に入って割と早い段階で、新年度の人事異動での大きな入れ替えが発表されてから、片付けや引き継ぎに殺気じみた忙しさを感じながら過ごしていました。
さて今日は、今年度の最終日。
昨日まで黄砂の影響で朝から景色が霞んでいて、日中も黄色っぽくどんよりとしていたのですが、今日はスッキリと晴れて、締めくくりと門出に相応しい1日となりました。
ありがとう ~いつも冷静な営業マンの目に涙
本来なら、転勤する人と退職する人を囲んで送別会をするのですが、コロナ禍で社内の行事の多くが自粛されていて、事務所内でのささやかな壮行会となりました。
小さな花束と記念品のネクタイを受け取った彼らは、どの人を見ても優しくて有能で頼りがいがあるので、きっと新しい赴任先でも実力を発揮して、さらに大きく成長していかれることでしょう。
帰り際に、仲間からもお客様からも信頼が厚い、一番お世話になった営業マンに挨拶に行きました。
「たくさん助けてもらってありがとう」とお礼を言いながら顔を見ると、なぜか私も彼も涙が出てきてしまって、お互いに「ありがとう、ありがとう」と頭を下げていました。
さびしくなるなぁ。でもそれも人生。
希望に燃える新天地になりますように
これから新しい生活をスタートする人は、希望を持ってわくわくしながら、緊張もしているでしょうね。
新しい環境で、はやる気持ちをコントロールするのは容易ではないですが、環境に順応できるようになるまで、少し時間がかかるのは当たり前くらいに思って、リラックスして頑張って欲しいです。
新しく会社に入った人は、今までアルバイトで働いていても、社員の働き方は違うことが多いので、周りの人に聞きながら、様子を見ながら、素直な気持ちで頑張ってくださいね。
私が若い頃は、一度入社した会社に定年まで勤めあげるのは当たり前とされていました。
入社して何年もしないうちに会社を辞めたがる私に対して、父はいつも「石の上にも三年」と、三年間は辞めずに辛抱するように言い聞かせていました。
そうして父の言う通りにした私が、のちに派遣社員をしていろんな職種を経験してから、今の会社で20年近く働いてみて思うのは、「こりゃ違うな」と思ったらすぐ辞めるのもアリだということです。
今の会社はいろいろあったけど、自分の好きなことだからやってこれました。
苦労したけど、幸せだと思います。
「石の上にも三年」を実践して遠回りしたのかどうかは、神のみぞ知るといったところでしょう。
焦らなくても大丈夫。
全ては自分次第ですよ。希望を持っていきましょう。