帰省自粛 ~一人でお正月をお祝いする準備~

我が家では、寂しいかな、お正月を家族がそれぞれの地で過ごすことが決定し、一人暮らしの母と私は少しの間だけ意気消沈気味でした。

高齢の母は家族に会えずがっかりしたでしょうし、買い物に行けば家族連れの姿を見て寂しく思うようなので胸が痛みますが、社会全体のことを思うと仕方ありません。

それでもコロナ禍の一年を振り返ってみると、母は周りの人に「手を貸してほしい」とちゃんと伝えることができるようになってきたし、いつも家族と共に過ごした年末年始に一人で過ごすこと以外、日常とほとんど変わらない生活が送れるのですから、支えてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

お蔭さまで私も今回は10日間の休暇ということで、たっぷりある自分だけの時間に何をしようか計画中です。

近所の海や川を眺めたりして上手に気分転換しながら、普段つつましく暮らしている分、たまには少し美味しいものを食べてもいいのではないかしら。

まずは姿形を整える

ということで、年末年始休暇の初日は、ヘアサロンに行ってサッパリしてきました。

カットと白髪のリタッチ、そして今回はマイクロバブルmarbbとトリートメントFLOWDIAをお願いしました。

白髪のリタッチは三週間に一度と決めていますが、今回は三週間目がお正月休みと重なるので前回から二週間目でのリタッチになります。

マイクロバブルは地肌の汚れがたくさん出てくるそうで、確かにその後のシャンプーの泡のきめ細かさといったら、地肌に泡があたるだけでもわかるほど。

そして、トリートメントのフローディアは髪の傷んでるところだけを補修する優れものらしく、帰りには自宅で週1回使うトリートメントをいただきました。

髪を整えると気分よくお正月が迎えられるし、特に予定はないけれど、これでいつ人に出会っても大丈夫。

準備OKです。

おせち料理は嬉しい一人用で

ヘアサロンで髪を触ってもらっている間はリラックスしていろんな話をするのですが、今回のメインは「おせち料理の一人用」のお話でした。

実は少し前に、たとえ一人で過ごすにしても、お正月なんだからご馳走があってもいいんじゃないかと、デパートのおせち料理を予約しようとネットで一人用のを見たのですが、受け取りに行った時に家族連れが多かったら寂しくなるので止めたのです。

オーナーが言うには、おせち料理もコロナ禍で様子が違っているようで、個食というのが正しい表現かは分かりませんが、家族が一つの重箱を分け合っていただくのではなく、一人一人のものが分かれているものがあるそうです。

それに今年は、単身赴任の人が家族のもとに帰らず、赴任先に留まるケースがとても多いらしくて、一人用のおせち料理を受け取りに行く人は思いの外たくさんいるから、そんなに寂しがらなくても大丈夫だと、勇気づけて励ましてくれました。

なるほど、そうなのか…。

度々思うのですが、私とは違う世界にいて、世代も違う、客商売をしている人の意見は時折ハッとするほど、私の狭い世界を打ち破ってくれて元気が出ます。

お正月の準備は簡単

なつかしい子供の頃は、年末近くなると近所である餅つきやしめ縄作り、自宅で作っていたお節料理など、近所の大人にかまってもらいながら家族総出でお正月の準備をしたものでした。

今はすべてが手軽に買えるものとなり、便利ではあるけれど人との距離が遠くなったような気がして、大きな時代の変化を感じます。

その一方で、私のように毎日仕事で忙しくして情けないほどに人生の節目らしいものが無い中でも、一人で過ごすお正月とはいえ、美味しい食事と暖かい部屋にいることができます。

2021年への心構えなど、内面の準備も大切に

時代の恩恵を感謝して受け取って、 この年末年始の自由な10連休では2020年の総清算と総感謝、それから2021年を元気に出発できるよう生活全般の整理整頓をして、お正月をお祝いしたいと思っています。

不思議なことですが、30代40代はとても苦労しましたが、50代になってから年々落ち着いてきて暮らしやすくなってきました。

それは私の人生が後半戦に入って勢いが無くなったからなのか、はたまた実は私は大器晩成型で今からが上り調子なのか、どちらかは分かりませんが、 きっと後者であるに違いありません。

ということは、(たとえ外見は年相応であるにしても)来年は今よりもっと良くなるだろうから、好い運勢をガッチリ掴めるように、いつも笑顔で明るく、改善すべきは改善することを忘れず、前向きでいたいと思います。

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