あっという間に12月になりました。
久しぶりに婚活に励んだ2020年がこんなに早く往くなんて信じられないと思ってるうちに、ボヤボヤしてられない2021年が来るので、今のうちに今年の婚活を振り返ってみたいと思います。
今年は、知人の紹介でお見合いを春と夏に1回ずつ、秋はパーティに1回参加しました。
今回は春にお見合いしたイクゾーさん(仮名)のお話です。
付添人の夏木さん ボランティア活動に熱心な60代の奥様
お嬢様育ちの元公務員 いつも私の結婚相手を探している
紹介者のハルさん 70代現役バリバリの女社長
得意分野は政治哲学 歩く健康辞典と呼ばれている
紹介者の家でお食事会
お相手のイクゾーさんは、付添人夏木さんを含めての4人がハルさんのご自宅でのお食事会という形で紹介していただきました。
ハルさんとは2年くらい前から、夏木さんとはそれよりもう少し前からの知り合いで、一緒にボランティア活動をしたり、イベントなどには声を掛けてもらったりで可愛がってもらっています。
ハルさんから、イクゾーさんのことは去年の夏くらいから何度か聞いていて、お見合いを勧められていたのですが、今年の2月にやっと会う気持ちになり、少し暖かくなってから実現しました。
視線の外側
当日、イクゾーさん含めて、お食事会のメンバー全員に共通の話題があるので、お見合いの結果に関係なく話が途切れることはないと思っていました。
イクゾーさんの年齢は多分同じくらいで、背が高く、体重もそれなりで、身体は丈夫そうでした。
でもなんと、初めから機嫌が悪くて。
チラッと私を見たけれど、まさに一瞥って感じで愛想笑いもせず、その後はハルさんと夏木さんに向かって、延々と喋り続けていました。
なるほど、私はイクゾーさんの好みのタイプではなかったんだな、とその場で理解するのは簡単でした。
食事会から帰りの駅まで8時間以上、そのほとんどをイクゾーさんは喋り続けていました。
途中で他の人が話し始めると、その中のひと言を盗って自分の話を始めてしまうので、結局ずっと彼が喋ってるという感じでした。
私は自分の自己紹介の途中で話を持っていかれてしまい、共に過ごした8時間のうち私が話したのは、多分あいづち入れても5分くらいでしょう。
失礼な人だとは思いますが、却って相手のことが早く分かって良かったです。
お断りは先延ばししない
そうはいっても、今回はハルさんの立場を考えると、即お断りしていいのか迷ってしまいました。
私は正直、8時間もの間、視線の外に置かれていても、気付かぬふりして堂々と平然として食事と会話を楽しんだのだから、もう充分とは思っていましたが。
結局、夏木さんと相談して、イクゾーさんが断ってくるのを待つことにしました。
その後、イクゾーさんと何度かLINEのやりとりをし、一度電話で話した後、来月会いましょうと言われて、彼にその気はないはずなのに何故断ってこないのか不思議でした。
最終的に、夏木さんがイクゾーさんに電話をして話を聞き、というか正確には説教したらしいですが、再び会うことなく、このお話は終わりました。
そうそう。今年一番思ったのは、お仲人さん(お相手を紹介してくれる人)がどんな立場の人でも、断るって決めてるならぐずぐずしないで早くはっきり断ったほうがいいですね。
理由はあるが、真偽不明
それにしても、なんでこんな変なお食事会になったのでしょうか。
それには理由がありました。
夏木さんがイクゾーさんから聞いた話では、お食事会の前日にハルさんから電話が掛かってきて、紹介したい人がいるから明日手土産持参で来るようにと言われたとか。
そして、ボランティア関連の話で夏木さんのことを紹介したいんだ思ったから、私とのお見合いとは思わなかったそうです。
それを聞いた夏木さんは頭にきてハルさんに確認しましたが、ハルさんからはお見合いだとちゃんとイクゾーさんには前もって伝えてたとのことでした。
どっちが本当なのでしょうか。もう、どっちでもいいですね。
もし私がイクゾーさんの立場だったら、出来るだけ早い段階で「あら、申し訳ありません。お見合いだと聞いてなかったので、失礼しました。」とサラ~ッと爽やかにモヤモヤを解消し、お食事会を楽しむと思います。
それに、お見合いと知らなかったなら尚更、年長者のハルさんと夏木さんがいらっしゃるのに、自分のことばかり話すのは子供っぽいですよね。
しかし、これはお見合いにカウントされるんでしょうか。付添人の夏木さんはカウントされると言ってます。ふ~。